週末まで待てなくて、ウィークエンドシトロン
Watanabe.Y
「国産レモンが手に入ったので作りました。よかったらどうぞ」
「えーーーっ、いいの!? うれしぃーーー!」
ウェブチームのEさんが、お菓子をくれました。
国産レモンが手に入ったからお菓子を作るという発想も
自分の作ったものを人にあげるという崇高な行為も
わたしにとってはとても非日常で、未知の世界。
このお菓子、聞くところによると「ウィークエンドシトロン」という名だそうで
週末にゆったりと紅茶でいただくのだとか。
レモンを使ったお菓子は、皮を使用するので、防カビ剤などでコーティングされている輸入ものはNG。国産がいい!って。
そうだったのか!
子どもの頃部活の合間、スライスしたレモンの砂糖漬けを食べてたけど
あれはどこ産だったんだろ!?
きっとわたしの体内には知らず知らずのうちに不純物がたんまり溜まっているのね。
それはさておき、週末まで待てなくて早速いただきました。
「おー、うつくしい」
連日の福島の雪と路面の凍結で辟易しているものの、この雪色のアイシングには心躍る。好き。
一口食べると、レモン風味が口に広がります。
「おいしい!」
レモンアイシングのコーティングが、さらに甘みと酸味を増します。
味わいのバランスが良い。
カリッとピスタチオの食感もアクセントになっている。
ひとりの食卓で、ウィークエンドシトロン相手に「孤独のグルメ」井之頭五郎になった気分。
Eさんは、お母さんがよくお菓子を作ってくれてたんですって。
想いは、ちゃんと娘に引き継がれてますよ。
そんな話を聞いたからか、食べながら、子どもの頃4つ上の姉がよくいろんなお菓子を作っていて、都度味見をさせてもらったのを思い出しました。
姉の作るお菓子や料理を食べる機会なんて、もうないんだろうなぁ。
あの頃、もっと素直に「おいしい、うれしい」って言えばよかった。。
思わぬ頂き物から、思い出や想いが広がったひとときでした。
ありがとう。
ごちそうさま。