全日本手をつなぐ会育成会全国大会 滋賀大会
Watanabe.Y
11/14(土)15(日)の2日間、滋賀県大津市で
第58回全日本手をつなぐ会育成会全国大会が開催されました。
来年は郡山市でこの全国大会が開催されるため、
視察として福島の会長、事務局、新生印刷さんらとともに、
弊社からも2名が行ってきました。
手をつなぐ育成会は、知的障がい者本人、家族、事業所らが
法制度の確立、活動の広がりと人権擁護などの目的で設立運営しています。
今回の全国大会では、分科会、式典、記念講演などが行なわれ、約3000人が集まりました。
全体を通じて、考えさせられることがとても多かったです。
人は障がいのあるなしに関わらず、
いつでも、どこでも、だれでも、対等な立場、存在なのでしょうか。
対等な存在として、他人を認め、理解しようとしているでしょうか。
大会のあいさつのなかで
「人は社会性をもってこそ、人と人との間にあってこそ、人間となるのだ」という言葉がありました。
その間での営みが大切なのだ、と。
仕事でも家庭でも、自分の望み(目標や夢)を叶えるためだけに日々を過ごすことは、
人間としてあまり意味のないことなのかもしれません。
そこで共にやっていく人との間で起こること、過程、が最もだいじ。
自分は役に立っている、認められている、成長できている、精神的に養われている、
そんなふうに、一人ひとりが自立して実感できること。
それが人として、だいじなことなのだと。
健常者であっても、人と人との間にあっての営みをうまくできない人が多いように思います。
わたし自身を含め、自分のことしか考えられなくなってしまっているような気がします。
「健康」を考えるとき、いつも思い出すのがWHO(世界保健機関)の健康の定義です。
「健康とは、身体的、精神的、社会的に安寧(完全に良好な状態)であることをいう」
体に問題なくとも、心配ごとや不安が多く精神的に不安定であれば、それは健康ではないし、
社会的に犯罪に抵触してしまうようなことをするのも健康ではないし。。
他人との関係性をうまくとれないことも健康ではない、と言えるのかもしれません。
健康であるということは、臭いフレーズかもしれませんが
「世のため,ひとのため」に考えたり、行動できることなのかもしれませんね。