キャベツとレタスはどう違う?
Watanabe.Y
またまたきのうの続きです。
キャベツとレタスの五感イメージから、「らしさ」を可視化。
キャベツは、その実のしまった様子やずっしりとした重さ、やや固めの食感と、とんかつなどの和食・肉料理との組み合わせで使用される、煮込まれたり炒められたりと用途が多様で、主に普段の夕食に食べられている、といった実態が、「たくましいおばさん」「下町のおばちゃん」といった〝かあちゃん〟系のイメージや、「芯のしっかりしているお父さん」「誠実な男の人」「できる同僚」といった「力強い」「元気な」「庶民的」男性像という、〝らしさ〟を形成している。
一方でレタスは主にサラダに使われることや、手を加えず生で食べられること、軽くライト食感とみずみずしさから、「おしゃれな30代女性」「女子高生」「きれいな女の人」「八方美人」といった、「さらやか」で「みずみずしい」、それでいて「デリケート」で「ナイーブ」な女性像という〝らしさ〟を形づくっており、キャベツとは対立概念的なパーソナリティを構築していることがわかる。
もし、キャベツのブランディングをしているとしたら、キャベツの力強くも頼もしい〝らしさ〟を、キャベツ自体の五感体験以外でどう伝え、顧客をどう元気づけられるかについて考えることが、顧客な認識とマッチがよいといえる、というシナリオが想定される。
また、もしレタスのブランド・マネジャーなら、そのしゃきっとした食感で、弱った身体をしゃきっとさせる機能を強化させるのうな「レタシン」の導入を検討するというのもあるかもしれない。