ファミリーヒストリーを未来へ紡ぐお手伝い・家系譜印刷製本
自分史や家族史の編集はついつい、小説を読んでいるかのようにその歩みに没頭してしまいます。
ご先祖が残した戦時中の日誌を一冊の本にするお手伝いをした際は、まるで親族であるかのように当時の情景を思い浮かべてしまいました。
今回依頼のあった家系図の製本もまた、印象深いお仕事でした。
お預かりした資料は、姓は「平」、人皇五十代の血統である説明にはじまり、昭和のころまでの家系が記述されたジャバラ折の家系図でした。依頼主がご自身で記した資料も合わせると原本の総長はなんと30m。
保管や閲覧のしやすさを考慮して、今回は一般的な製本で仕上げました。
一筆一筆、丁寧な筆運びで書き綴られた約千年の記録に、想いを馳せずにはいられません。筆跡の違いから当主から当主へ受け継がれてきたものでしょうか。由緒ある家系の記録を、未来のご家族へ紡ぐお手伝いができたことに醍醐味を感じます。
なんだか、我が家のルーツをたどってみたくなりました。