スタッフ紹介Staff

1日の業務フローを教えてください

出社後はまず業務開始前に清掃やタスク整理を行い、その後はクライアントとのアポイントや社内ミーティングを中心に、その時々に進行している案件に対応していきます。

当社は1人のデザイナーが常に複数の案件に携わっており、さらに比較的業務の幅も広いのが特徴です。私の場合はデザインの制作がメイン業務ではありますが、クライアントとの打ち合わせ、撮影、納品など社外で動くことも少なくありません。

特に私は3年ほど前から、会社としても新しい動画の制作や配信の仕事を手がけるようになり、「決められた仕事をする」というより「自分で仕事の枠組みを作っている」という感覚ですね。大変ではありますが、自分で考えて主体的に動けるのは嬉しいです！

どのようなところに仕事のやりがいを感じますか？

デザイナーとしての立場から発信した提案やアイデアが、お客様のニーズにぴったりハマったときです！

当社ではデザイナーも企画の段階から打ち合わせに入って、お客様と一緒に相談しながら進めていくことも多いのですが、最初にご依頼がくるときにはお客様のイメージが非常に漠然としていることが多いんです。ときにはデザインのご要望が途中で二転三転することも。そんなときこそ、デザイナー側から「こういう打ち出し方はどうでしょう」とご提案し、舵取りの力を発揮するチャンスだと思っています。

お客様が何をしたいのかをイメージしやすく整理し、戦略を組み立てていく。それがお客様の課題解決につながり、成果に結びついたときは大きな達成感が得られます。自分が指示されたデザイン制作だけを担うオペレーターではなく、プロのデザイナーであるという喜びを感じられる瞬間です。

これまで携わってきた仕事の中で、最も印象に残っているプロジェクトや課題は何ですか？

県の一次産業のPR事業に携わらせてもらったことは、自分にとって大きな転機だったと思います。県内の生産者と全国の小売店をつなげるために新しくウェビナーの配信を始めることになり、その集客のために生産者のインタビュームービーを制作してほしいというご依頼でした。

私はもちろん当社としても動画コンテンツの仕事は初めて。撮影や編集など手探りで進めているなかで、「1か月に4本のムービー作成」など、かなりハードなスケジュールでした（笑）

ですが会社としても紙媒体からWebへ移行していた時期。さらにその先を見据えたとき、動画制作のノウハウは必ず役に立つという確信があって、最後まで頑張り抜くことができました。

また地域活性化に本気で取り組んでいる方々との出会いや、社内で私の業務をフォローしてくれたメンバーの存在など、色々な人たちとの繋がりに強い感謝を感じたという意味でも、印象的な仕事でしたね。

仕事をするうえで大切にしていることを教えてください

それぞれのお客様の「らしさ」を追求することです。良いデザインもITの技術も、すべてはお客様の魅力をユーザーに伝えるための手段ですから。デザインのお仕事ではそれを忘れず、まずはお客様が何を大切にされているのかを掴み取ることを意識しています。

実際に、お客様の「らしさ」を軸にして考えることで、新たに多様なツールを展開しても、関わる人の数が増えても、その軸に立ち返ればデザインがブレることもありません。

私はデザイナーとして自分の意見もしっかり発信することを心がけているのですが、自信をもって意見を言うためには「このデザインで伝えるべきお客様の魅力は何か」をしっかり理解している必要があります。そのために手段や媒体を問わず、集められるだけお客様の情報を集めるということも心がけています。

これからもお客様それぞれの魅力とニーズを捉えた良いデザインをご提案し、頼っていただけるデザイナーになるため、さらにスキルアップしていきたいです！