少子化の今こそ、学校のブランドを大切に【桜の聖母学院小学校様】
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今回のコラムは、福島市の歴史あるカトリック系私立小学校・桜の聖母学院小学校様の学校案内パンフレットについてです。
以前から桜の聖母学院小学校様の情報発信をお手伝いさせていただいていた当社。今回は新年度の生徒募集のためにパンフレット・ポスター・チラシの3つのツールを制作させていただくことになりました。
デザインが学校のイメージを定義する!見せ方の工夫
生徒募集のために毎年必要な学校案内などの紙媒体。桜の聖母学院小学校様では、例年似たようなデザインで制作することでイメージがマンネリ化しているのではないかと懸念されていました。今回初めて当社にパンフレットなどの制作依頼がきたときには「新しいイメージを打ち出せるように、デザインを一新すること」を強く希望されていたのです。
そこで今回の紙面では、思いきって文字量を大幅に減らし、写真を多く使用したレイアウトにしました。文字での説明が延々と続くと、読む側も疲れてしまいます。それよりも学校の雰囲気や子ども達の活動の様子が一目で分かる写真を大きく打ち出して、「子どもにはこんな小学校生活を送らせたい」と思ってもらえるデザインを目指しました。
当社ではこれまでも専門学校や小学校など、幅広い教育機関の生徒募集ツールを手がけており、お客様からの細かな指示がなくとも「伝えるべき情報は何か」ということを制作側で判断できます。
学校選びは子どもたちの6年間の生活や進路を決める重要な決断ですから、情報を求める保護者の方々は真剣そのもの。その気持ちに応えるべく必要な情報は記載し、それでいて学校のブランドイメージはしっかりとビジュアルで伝えられるようにパンフレットを構成しました。
情報量の多いパンフレットは、デザインにメリハリを
また今回のパンフレットでは全体のカラーを、桜をイメージした柔らかなピンクに統一。カトリック系で上品な校風が伝わるように、フォントも明朝書体を用いています。情報量の多いパンフレットこそ視覚的な印象が重要で、保護者の方が読み進めていくうちに自然と学校のブランドが伝わるように、細かいところまで作り込んでいきます。
そして複数ページにわたるパンフレットは、メリハリをつけて読む人を退屈させない工夫も大切です。今回の桜の聖母学院小学校様のパンフレットも、前半は保護者の方に知ってほしい校訓や教育方針について長めの文章でしっかりと説明。
そして学校生活をイメージしてもらう中盤は、子どもたちの目線を意識して、楽しそうな写真やイラストを多用して制作しています!
親子で一緒に写真を見ながら「この学校楽しそうだね」「行ってみたいな」という会話が生まれるように。このページでは子どもたちの目線を意識して、さりげなく丸みがかった可愛いフォントを取り入れているのもポイントです。
今回のパンフレットでは、3人のデザイナーが分担して制作にあたりました。複数人のデザイナーで1つの媒体を作る場合、全体の統一感とバランスが崩れないよう、こまめにデザインを擦り合わせていく工程が欠かせません。それぞれの得意やアイデアを活かしつつ、「お客様のブランドイメージ」という方向性をしっかりと握り合って制作を進めていきます。
今回の最初のミーティングでは、全国各地の学校パンフレットを資料として取り寄せて、まずトレンドの研究を行いました。その中で特に目を引いたのは、横型のパンフレット。一般的な縦型タイプよりも開いたときのインパクトがあり、手に取ってまず「おっ!」と思わせる効果があります。桜の聖母学院小学校様のパンフレット制作でも、早速そのアイデアを取り入れさせてもらいました!
生徒募集のためのツール展開もお任せください!
今回のパンフレット制作にあたっては、新たな学校イメージを写真で打ち出すために、プロのカメラマンによる学校現場での撮影も行っています。お客様から過去の写真素材も提供していただきましたが、やはりブランディングには「今の学校生活」が伝わる写真が欠かせません。
少子化が進む中、各学校でも生徒募集に際して、しっかりと自校の魅力を伝える情報発信が求められるようになりました。素晴らしい校風や充実したカリキュラムも、適切な情報発信がなければ、そのメリットを保護者に伝えることができません。特に学校案内のパンフレットやWebサイトなどの目に触れやすい媒体は、実績のあるプロの手でデザインすることで、強力なブランディングの手段となるでしょう。
桜の聖母学院小学校様にも今回のパンフレット・チラシ・ポスターのデザインは大変ご好評いただき、また他の案件でもお手伝いをさせていただけることになりました。小学校も時代に合わせて制度が移り変わっていくため、そうした変化を伝えるためにも都度新しい媒体の制作が必要になります。
桜の聖母学院小学校様では令和8年度から給食を実施予定、さらに同年から中学校でも共学がスタートして男子生徒も入学できるようになるとのこと。長年の伝統を守りつつ、生き生きと変化していく学校の姿を保護者の方にお伝えできるよう、当社も精一杯努めさせていただきます!
「少子化で生徒数が減ってしまわないか不安がある」「今の学校の姿が保護者や子ども達に正しく伝わっていない」といったお悩みの学校関係者の方も、ぜひ当社に一度ご相談ください。学校関係の情報発信においても実績とノウハウのある担当者が、貴校のブランディングをサポートさせていただきます!
<Copywriter・Yoshino>