ノベルティ選び、迷わない6つのステップ
Watanabe.Y
「新しくオープンする施設の内覧会をやるので、来てくれた方に記念品としてなにか配りたいんだけど」
「営業に行ったときに、商品案内として商品名が入ったグッズがあるといいと思うんだけど」
広告や印刷の仕事をしていると、こういった相談を受けることがよくあります。
ネットで「ノベルティ」「販促品」と検索すると、たくさんのサイトがでてきます。
「おー、いっぱいあるね。どれどれ」
と言って、ページを開いていくと、ボールペン、クリアファイル、付箋、タンブラー、タオル、時節柄マスクやウェットティッシュ、抗体検査と、ありとあらゆるものがあって、見てるだけで楽しくなります。
「へー、こんなものもあるんだ。いいね。お!これもいいかも。あら、けっこう安いのね」
見ているうちに、どんどん情報量が増えていきます。
時間もかかって、けっきょくどこにもたどり着かないまま、迷いの渦へ。
こんな経験をする方が、たくさんいると思います。
「だれか、選んでくれ・・・」
ノベルティを活用する理由としては、「ブランディングの一環としたい」「企業イメージアップを図りたい」「販売促進につなげたい」「付加価値の一つにしたい」ということです。
以下のようなステップを踏んでいくとスムーズに決まっていきますので、順を追って見ていきましょう。
ノベルディ選び、6つのステップ
- 配布目的はなに?
- ターゲットはだれ?
- 予算はいくら?数量はいくつ?
- 配布場所はどこ?
- 名入れはどうする?
- 見積もりと納期は?
1. 配布目的はなに?
「会社名を知ってほしい」「商品サービスをPRしたい」「自分たちの活動を知って共感してもらいたい」「もらってうれしいと思ってもらいたい」究極のところは、いずれも自分たちの宣伝をしたいからノベルティを配るので、そこからさらに絞り込んで、直接的になにを期待するのかをはっきりさせるといいです。
2.ターゲットはだれ?
単にバラまくためだけにノベルティを作ることはなく、「学生向けの説明会」「関係者向けの展示会」「女性のお客様へのPR」など、配布ターゲットは決まっているかと思います。そうしたターゲットが受け取ったときに少しでも興味を持ってもらえるモノ、使ってもらえるモノ、手元に置いてもらえるモノがいいです。
3.予算はいくら?数量はいくつ?
配布目的とターゲットが決まったら、いくつ必要か、そしてかけられる予算はいくらくらいかを出していきます。低コストで大量に配るのか、数を絞って品質を上げるか。手元に長くおいてもらえていつでも目につくものにするのか、即行動を起こしてもらえることを期待するのかによって、販促予算の考え方も変わってきます。
4.配布場所・配布方法は?
配布場所や方法によって適するノベルティは変わってきます。施設の内覧会、学校の説明会のようなときであれば、ある程度の大きさのものでも他の資料といっしょに袋にいれて配ることはできますが、店頭でお会計のときに配るようであれば、かさばらないコンパクトなものがいいです。受け取るターゲットの身になって考えていきましょう。
5.名入れはどうする?
名入れせず、無地の既製品のまま配るのもアリですが、名入れをすることでオリジナル感がでて、より配布目的にあったものになります。ノベルティの種類によっては、単色プリントのみのもの、フルカラー対応のもの、刺繍対応などがあります。また、決まった書体の文字のみのもの、イラストや写真をいれたデザインもオッケーなものなどさまざまです。
6.見積もりと納期は?
ここまでくれば、あとはノベルティ取扱業者に連絡をして、グッズの選定と名入れ部分の制作をお願いしましょう。納期に関してはしっかりと確認をした方がいいです。たまに、品切れの場合、それが海外の製品のもので、入荷までに数週間かかったり、発注してから一度名入れをしたサンプル確認をし、オッケーになったら本発注という流れの業者もあって、スムーズにいかない場合があります。
ちなみに、こういったやりとりをノベルティ業者とするのはちょっと苦手という方などは、当社に上記1〜5までを伝えて、グッズ選定のフォローと手配、名入れ部分の制作などを依頼されています。
最後に、多くの人に配るノベルティとは異なりますが、ブランディングという視点で考えると、スタッフジャンパー、Tシャツ、なども名入れができるグッズではあります。
究極の名入れモノは、社章です。
社章は、帰属意識を高めます。
「わたしは、ココに属しています。この会社の一員として間違いのない行動をしています!」といった外向けのアピールの意識と同時に、集団への共通意識、内向きの仲間意識を高める効果があります。
「わたしたち仲間よね!協力していい仕事をしていきましょ」こんな感じです。
ノベルティから社章まで、オリジナルグッズは外向け・内向けどちらにとっても、行動を起こすきっかけとなるものであることは間違いないですし、そうなるような活用の仕方をしていきたいですね。