福島カラー印刷株式会社

COLUMN

「料理の写真を撮る」ときに、ぐっと引き立つ3つのポイント

2021.01.22

 

 

「このラーメン屋さんの写真、おいしそう!」

情報誌でもネット情報でも、飲食店ならメニュー写真のインパクトがお店選びのポイントになっています。
ですから、わたしたちの仕事でも「チラシの制作お願いします」と広告や販促ツールづくりをお客様に相談されたときは、まずは、「予算がかかってもできるだけプロに撮影してもらった方がいいです」とお話しします。

見た目はとてもだいじで、広告や販促は人を引きつけることが目的なので、その材料にもなる写真の出来ばえはとても大きいものです。
そのものの魅力が伝わる写真が撮影できれば、半分は目的が達成できたようなものです。

ブランディングでも集客でも、成果を引き出すために、見た目はとてもだいじ。

そういった意味では、プロカメラマンの仕事は、やはりプロと呼ばれる故の専門的な知識と経験に裏づけされています。短い時間で何枚も撮ってベストショットを選ぶ力もあります。

当社でもお付き合いしているプロカメラマンが何人かいまして、得意分野、エリア、予算などに応じてお願いするようにしています。

 

とはいえ、予算やスケジュールの関係で、どうしてもわたしたちで撮影しなければならないとき、また、お客様側でご準備いただくことも多々あります。

今回は、そういったプロにはお願いできないけどいい写真が撮りたいというときのちょっとしたコツをお伝えしたいと思います。

 

まずは、こちらの写真をご覧ください。
マフィンもうなぎも、比べてみると、色と切り取り具体が違います。

 

 

 

1. 写真の色合いをよくするために、自然光で撮影しましょう

 

なるべく明るく、自然光で撮ると色合いがよくなります。
蛍光灯の下で撮影した写真は微妙に色が変わります。蛍光灯自体、種類によって色が違います。例えば、電球色はオレンジかかっていて、昼光色は青味がかかっています。
なので、蛍光灯の下で撮影するとその色が影響してしまいます。

料理を外に持ち出して撮影するのは現実的ではないでしょうから、窓際のスペース、なるべく自然光が入りやすい場所を選ぶといいです。
自然光での色合いは、素材の色の違いが引き立ちます。
みどりはみどり、オレンジはオレンジ、白は白。
素材の本来の色がでることで、脂のノリやタレのなめらかさといったものも引き立ちますので、食べ物の魅力が増します。
明るさを気にしないで撮影したものには不自然な反射ができたり、明暗がつきすぎたりして残念な感じになることがあります。

自然光のなかでの撮影でも、一点注意したほうがいいのは、天気がよすぎるときです。
影が濃くコントラストが強すぎてしまうことがありますので、うすぐもりの日の窓際がナチュラルな写真を撮るベストタイミングです。

 

 

2. そのものを食べる人の視点になって、撮影しましょう

 

料理の写真は、斜め45度のアングルがいいとされています。
それは、テーブルに座って食事をするときの目線と等しくするためです。
自分が食べるときの情景と同じくすることで、イメージも湧きますし、立体感もでて臨場感が伝わります。

料理自体のだいじな要素として、盛り付け、見栄えがあります。
おいしそうに見える盛り付けの基本は「余白」「高さ」「彩り」といわれます。

料理人は、必ず見た目の印象を考えていると思います。
お皿いっぱいに盛り付けると親しみやすい雰囲気に、余白を多めにすると洗練された感じになりますし、高さを意識した盛り付けは、ボリューム感がでてオシャレになります。
斜め45度は基本として、その料理の意図を知り、真上からであったり横からというのももちろんアリですので、一番は「料理の美味しさを表現する」を意識することだと思います。

人の視覚は、自分が関心を持ったものにぐーっと寄っていきます。
料理の一番特徴的なところを接写するのもおもしろい方法です。
立体感や迫力が増します。ピントがあう範囲で、注目したい部分を切り抜いて撮影してみましょう。
周りに余計なものがあってもカバーできるのでおすすめです。

 

 

3. 撮影するものの周りに、気を配りましょう

 

うっかり見逃しがちなポイントとして、料理に関係のないものが写ちゃった!ということがあります。
撮影した後で、「あ、こんなものが写っていた」と気づいて、余計な画像処理に時間を取られてしまうことがあります。

不思議なもので、余計なものが写っているとそちらに目がいきがちです。
また、テーブルまわりの汚れも、写真でみると意外と目立つものです。
撮影前にはまわりの配置をきちんと整えるようにしましょう。

セットメニューはなかなか難しい被写体です。
小鉢なども含めて全部をもれなく収めるよりは、メインにフォーカスして、他は脇役として一部分を写すようにするとカッコよく撮れます。
「どれが主役で、どれが脇役か。一番の特徴はなにか」を考えて撮るといいと思います。

 

料理の場合は、なにより「美味しそうかどうか」「食べたくなるかどうか」
撮影された写真をみて、「お!うまそー!」と思えば成功です。

 

広告・販促の写真は、料理に限らず、感情に訴えかけることだと思います。

人の写真なら、できるだけ表情を見せる。
建物の写真なら、形の美しさなのか規模感なのか、往来者への認知のされ方なのか、お知らせしたいことにフォーカスして見せる。

 

人の心を動かすことが、広告・販促の目的ですので、まずは自分の心が動くかどうかを基準に写真といった素材も整えていってみましょう。

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