連れ合いが、いなくなってしまったら
Watanabe.Y
給油と洗車の待ち時間、スタンドで雑誌を立ち読み。
「『ひとり』になったとき、どう生きていくか」を特集した雑誌でした。
昨夜テレビをみていたら、長門裕之さんが、妻・南田洋子さんが亡くなったことについて会見していました。
憔悴。
号泣。
伴侶を失い、自分も失う。
精神分析学的には「対象喪失」というのだそうです。
大学時代にちょっとだけこんなふうな本を読んでいて、こんなことが書かれていました。
「自我が対象関係の統合だとしますと、対象喪失は自我の成立根拠の喪失ですから、自我破綻に繋がりかねない深刻な危機です。自我の網の目が破れたようなものですから、喪失した対象関係が無くても生きていけるように立ち直らなくてはなりません。つまり、その対象との関係を断念する「悲哀の仕事」をやり遂げなければならないのです」
英語では、Mouning Work(喪の仕事)といわれていて
涙が涸れるまで泣くとか、私物を片付けるとか、
そういった行為をきちんとして、決着をつけないと
あとあと感情や精神に影響して、思わぬときに鬱になったりするそうです。
シニア/シルバー向けの女性紙では、こうした伴侶をなくしたら・・的な記事がよく取り上げられるのを見ますが、男性向けの雑誌などは、どうなんでしょうね。
男性の方が、女性にくらべると、伴侶をなくすと後を追うように亡くなったなんて話しをよく聞きますが。。