親子で喧嘩すればするぼど、事業継承はうまくいく
Watanabe.Y
「親子で喧嘩すればするぼど、事業継承はうまくいく」
石橋孝子・石橋隆太郎 著
ディオスグループオーナーで、磐梯熱海の「離れの宿よもぎ埜の経営者である著者。
息子さんに事業継承していった体験から、「思いの継承」がいかに大事かを綴っています。
そのなかでも、地域密着にこだわったオーナーの視点を、こんなふうに書いています。
「よく言われる冗談で、世界一というラーメン屋の隣に日本一というラーメン屋が開店した。その一ヶ月後に東京一という店ができ、さらにその後、町内一というラーメン屋ができたという話があります。結局いちばん流行ったのは町内一だったというオチです。
古いようですが地域密着こそ、中小企業にとっては生き残りの道、それしかないと半世紀の経営を続けて感じています。グローバル社会などと世間ではいうのでしょうが、私は地元の街と人に愛され続ける会社であるだけで十分ですし、結局長続きするのはしっかりと地域に根を張る会社です」