直感を磨くには多様な価値観をもつこと
Watanabe.Y
会計事務所から借りた講演CD「中国古典の学びから何が得られるか 北尾吉孝」のなかに、羽生善治の「直感力」の話が出てきます。
とてもおもしろそうなので、読んでみました。どの章もおもしろくて、引き込まれます。
直感とは、論理的思考が瞬時に行われるようなもので、経験を積むことで直感を導き出す力が鍛えられる。
直感は、本当に何もないところから湧き出るわけではない。考えて考えて、あれこれ模索した経験を前提として蓄積させておかなければならない。また、経験から直感を導き出す訓練を、日常生活の中でも行う必要がある。
直感を磨くには、多様な価値観をもつこと。日々の生活のうちにさまざまのことを経験することで、自分の志向性や好みも明確になってくる。
日々を無為に過ごすだけでは、直感を導き出すことは難しい。「意欲」が必要となってくる。目的を心に留めながらも、視野を広くもつことで、飽くことなき探究心の継続が可能になる。そして「意欲」を生み出すためには、囚われない心をもつことが肝要である。