パーソナル・カスタマイズ新聞登場。ついに!やっと?ここまで。
Watanabe.Y
日本印刷技術協会のプリンティング・マーケティング研究会セミナーに行きました。
今回のテーマは
「変わる!新聞ビジネスの動向と戦略
~ネット時代、何が変わり、何が変わらないのか~」
福島県折込広告社グループ企業の当社としては
新聞をめぐる動向には、目がはなせません。
新聞メディアの現状・動向、新聞社・通信社の取り組み事例、
そして最新技術のセミナー内容でした。
2005年のケータイ・モバイルの伸びから
2008年以降は「新聞・テレビ崩壊」といったテーマが取りざたされています。
確かに。
業界は大きく大きく変わります。
変わっています。
まちがいなく。
セミナーのなかで、もっとも「ほぉ」と思ったのは
ドイツの新聞ビジネスモデル「Niiu紙」。
2009年6月にベルリンで始まったサービスで、
自分用にカスタマイズできる新聞です。
学生がターゲットで、価格は1部1・20ユーロ(約160円)、
学生以外の価格は1部1・80ユーロ(約240円)。
いろんな新聞の読みたいカテゴリの記事だけを
まとめてくれて、毎朝8時には届く。
まさに、パーソナル・カスタマイズ新聞。
ネットの世界では、パーソナル・カスタマイズされた情報というのは
当たり前。例えば、ネットで本を購入すれば、
「この本を買った人は、この本も買っています」と促してくれます。
検索サイトでは、よく検索するワードやみるページにあわせて
関連する広告や情報を表示します。
印刷するしないは別として、
パーソナル・カスタマイズされた「電子新聞」が
毎日ウェブ上でみられるようになる、という現実が
とても近いところにきているのです。
とにかく、様相が一変する2010年、であることはまちがいないです。