彼岸花のゆくえ

Watanabe.Y
この時期、本宮の実家に行くと、台所に所狭しと彼岸花。
「彼岸の入り前に、お墓に備えてくる」
と、彼岸花を車に積んで、父母が出かけて行きます。
自分たちの家のお墓のみならず
お世話になっている方々のお墓を何十ヶ所も巡って。
「もう今年で止めにする」と
年々歩行が厳しくなる父母は言っていますが
それでも今年も出かけて行きました。
人とのつながりって、なんなんだろうと思います。
これから、どうなっていくんだろう。
時代とともに、風習も変わっていきます。
付き合い方も変わっていきます。
新旧の入り混じった世界は、時々、さびしく見えます。
彼岸花の色あざやかさが、時々、さびしく見えるように。