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ビジネスとは心を磨く修行の場

雑記

2015.10.25

「おいしいから売れるのではない

 売れているのがおいしい料理だ」サイゼリア創業者 正垣泰彦 著

読みました。
ビジネスとは心を磨く修行の場

という章から

「仕事は、一生懸命に取り組んでいると「やりがい」を感じ、さらに頑張り続けると「生きがい」を感じるようになる。「生きがい」とは「生きている証し」。高い水準の努力を続けるには、仕事に高い価値を見いだしていかなければならない。ただし、価値を見いだし、素晴らしい仕事をしていると信じている者にとってさえ、努力を続けるというのは大変苦しいことだ。

自分自身「生きがい」を感じ、苦労を省みなかったはずが、知らず知らず、易きに流れてしまうことがよくある。

易きに流れる思考法は「天動説」みたいなものだ。地球の周りを太陽や惑星が回っているという昔の世界観である。人は、自分中心に物事を考え、自分にとって都合が良い結論を導き出そうとする生き物だ。だが、ありのままに物事を見ることができれば、自分たちを中心に世界が回っているわけではないことに気付く。つまり、「地動説」のように物事を客観的に見られる。

仕事が終わった後で「今日は本当にあのお客様に喜んでいただけたのだろうか」と反省する。次の日に反省した内容を生かせず、一からやり直すことになっても、また同じように繰り返す。この繰り返しができるかどうかで、結果に差が出る。

そこでは、100%の達成度を求めなくて良い。「正しい」方法と「間違った」方向という2つの道があるときに、51%の力が正しい方向に振り分けられていれば、それで正しい方向に進んでいける。1年、2年、10年と経てば、ライバルとの間に大きな差ができているはずだ。

  

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