スタッフ「菅野敬」の現場
Watanabe.Y
福島カラー印刷社員紹介第4回目は、制作部係長の菅野敬を紹介します。独自の視点と確かな知識で数多くの制作物に携わってきた菅野。その頭のなかをのぞいてみましょう。
[プロフィール]
- 名前/菅野敬(かんのたかし)
- 入社/平成8年11月
- 所属/福島本社:制作部 係長
- 血液型/O型
[仕事内容]広告印刷の企画制作
信頼関係が呼びこむモノ
──連携とは認め合うこと。
菅野:当社の制作部は、印刷用データ制作のためのDTPオペレーターが中心ですが、私は案件によって社外で直接お客様と打ち合わせをさせていただく機会が他の制作部社員に比べて多くあります。打ち合わせのほとんどは大小さまざまなプロジェクトをいかにカタチにしていくか、その内容をツメています。つまり、企画の内容からスケジュール、お互いの役割分担を決め、「連携の仕方」の組み立てをしていくのが目的です。
なかには「相談事」もあります。今後展開していく企画のこと、制作技術について、SNS知識についてなど。いっしょに仕事をしている大切なお客様ですので、私に分かること、できることは極力お答えしています。こうして本来の目的とは別に、“相談”をしてもらえるのも、多少は私のことを信頼してくれているからなのでしょうね。そうしたなにげない相談事、つまりお互いを認め合った会話のやりとりに垣間見える信頼関係というものを、もっと深く、強く、そして広げていければより一層の連携の輪がつくれると思っています。
思い描くカタチをリンクさせる
──ベスト・ベターなクオリティを。
菅野:案件によって様々ですが、お客様から「こんな感じで」とあいまいなニュアンスで制作を依頼される場合があります。そのニュアンスから自分で完成形を思い描いてカタチにしたものが、お客様の思い描くカタチと一致した時はうれしいですね。そのカタチを頭一つ飛び出たベストなクオリティにするのか、それともある程度の基準に沿ったベターなクオリティにするのか。このことを常に頭に置いてデータ制作をしているので、お客様校正で一発OKがでた時は喜びがひとしおです。
ほかにも、この仕事をしていると喜びと似た驚きもあって、「福島カラー印刷の菅野さんにデータ制作をお願いしたいです」とお客様伝えで別のお客様から指名を受けたことがあります。お客様同士のやりとりのなかで私のことを知っていただいたようです。指名をいただいたのは光栄ですし、こんなことがあるんだなと驚きました。人伝えで自分の制作物が名前と共に多くの方の目に触れているのだから、自信を持つとともに、もっと良いものを創っていかなければならないと制作意欲が増しています。
ディレクションとコネクション
──なにごとも柔軟に対応する。
菅野:仕事の一つにディレクションがあります。ディレクションとは、案件によってデータ制作の適任者は誰かなどを判断し、仕事の段取りや割振りをすることです。クオリティを求められるもの、女性目線のものなど、案件ごとに異なる意図をしっかりと理解するのも私の役割の一つでもあります。以前、求人誌の仕事をいただいていた頃に、仕切り役なポジションを務めていました。そこで身に付いた判断力や仕事の割振り方などの経験が、ディレクションをするうえで活きています。当時は「やらなければ」という一心でこなしていましたが、今こうして“活きた経験”となって仕事ができています。
「仕事は一人ではできない」と思うときが多くあります。制作部内での連携や営業部との連携、お客様からの要望、それぞれの個性をどのように制作物に活かしていくか。お客様のことと同時に社員のことを考えながら、場面ごとに柔軟な判断をしていくのが大切だと考えています。
[後輩からひとこと]
頭の回転がとにかく速い菅野さん。一歩引いて物事をいろんな角度から見ることができ、的確な発言やアドバイスをくれます。また、仕事でバタついているのを周囲に感じさせず、そつなくこなしてしまうその仕事ぶりはさすがです。
[一問一答コーナー]
- 好きなカラーは?:青
- どうして福島カラー印刷に入社したの?:Macを使いたかったから
- 本社制作部内の職場の雰囲気は?:良いです
- 座右の銘は?:お気楽・極楽
- 長所は?:怒らない
- 短所は?:腰が重い
- 趣味は?:ギターをいじったり、弾いたり
- 特技は?:人間観察
- 休日の過ごした方は?:趣味の時間に使う、寝る
- 福島の好きなところは?:なにもない所が良い
- よく出没する場所は?:朝食を買いにミニストップ
- 好きな食べ物は?:パスタ、チョコ
- 小さい頃なりたかった職業は?:プロ野球選手
- 尊敬している人は?:植木等、小松政夫、高田純次
- 自分を漢字一字で表すと?:「流」
- 福島カラー印刷の社員へ一言:楽しい仕事を増やしていきましょう
- 読者へ一言:よろしくお願いします
[取材]制作部:丹治貴史