ジャンクな情報を抜く

Watanabe.Y
修行論 内田樹著を読みました。
こんなことが書かれていました。
「ある哲学者によれば、無知とは知識の欠如ではない。
そうではなくて、知識で頭がぎっしり目詰まりして、
新しい知識を受け入れる余地がない状態のことを言うのだそうである。
学校教育がなすべき第一のことは、学生たちの頭にぎっしり詰まって、
どろどろに絡みついて、ダイナミックな「学び」の運動を妨げている
ジャンクな情報を「抜く」ことなのである。」
「ジャンクな情報を抜く」すごくいい表現です。
わたしたちの頭のなかは、日々ジャンクな情報でいっぱい。
はじめはジャンクだとは思っていなくて取り入れていくんですけど、
すぐに絡みあって、どろどろになってく感じでしょうか。
これを「抜く」つまり、取り除けたら、どんにすっきりするでしょう。
空いた頭のスペースに、純粋な知識が入ってくるイメージがします。