コピーはおもしろい
Watanabe.Y
渡邉恒雄著 反ポヒュリズム論、読んでみました。
予想以上におもしろかったし、渡邉氏の視点や文体に、興味をもってしまいました。
読みやすかったので一気に読んでしまい、他の著書も読んでみたいという気にさせられました。
渡邉恒雄を読んでいたら、石原慎太郎を思い出しました。
文章に現れる空気感が似ているような。。
キライじゃないです。むしろ好き。
ほんとうのそのひとがどうかはわかりませんが
文章にあらわれる人格というか文格、ふたりとも論理的で緻密なのに、けっこうやわらかく、しなやか。
わたしたちの仕事のなかには、コピーライティングもあります。
当社の営業部、制作部に関わらず、取材をして文章にする仕事がけっこうあります。
お店や商品の紹介、ひとや団体・組織のこと、歴史や文化に関することなど、、数分間の取材から数時間に及ぶ取材。文章量も100字程度から原稿用紙数枚になるものまで、ほんとうにさまざまです。
わたしたちが作るコピー以外にも、お客様からあずかる手書きの原稿、テキストデータもあります。
常に、わたしたちのまわりには、コピー、文章がある。
いろんなコピーがありますが、不思議とそのヒトトナリがでてしまうものです。
漢字がいっぱいのもの、同じ言葉を繰り返すもの、語尾があいまいになりがちのもの、すーっと読めてしまうもの、何度読み返してもよくわからないもの、読み進めると「色」がみえてくるもの。。
基本的な文章の技術だけじゃない、ナニカがそこにはにじみでてしまうんです。
だから、おもしろい。
コピーって、おもしろいんです。
コピーというか、活字がおもしろいのかもしれません。
話はもどりますが、渡邉恒雄。
わたしの父は、渡邉恒夫といいます。一文字ちがい。。
なんだか親近感をもってしまいます。これも活字のチカラなのでしょうね。