よい世襲、悪い世襲
Watanabe.Y
よい世襲、悪い世襲
荒 和雄 著
読みました。
栄枯盛衰について書かれている箇所。
「同族経営とおできは大きくなるとつぷれる」といわれているように、企業規模が大きくなると、経営の小回り性や即決即断の意思決定や行動力が影をひそめ、その求心力もなくなり、すべてが組織を通してからでないと動かないという弊害も生じ、世襲経営のよさが急速に力をうしなわせることもある。
産業界を代表する大企業・上場企業の世襲経営者に求められれているのは、経営資質と経営能力そのものであるが、なかでも大きなグループを引っ張る求心力、統率力、それを支えるための心身のタフネス、時代の先を見通す先見性が不可欠な要素となる。」
大企業の世襲経営者でなくても、中小企業者でも、大事な要素は、求心力、統率力、心身のタフネス、先見性ですね。