ついに「印刷」の2文字が消えた。印刷業界の未来を切り拓く3つの展望
「凸版印刷」が「TOPPAN」に社名変更したことは、印刷業界において大きな変化だと言われています。
経済雑誌の記事でも「ついに『印刷』という2文字が消えた」と、この出来事のサブタイトルにつけているほど。
この出来事が印刷業界にもたらすことを、いくつかのポイントで挙げるなら。
グローバル市場へのブランディング
「印刷」という2文字を取ったばかりでなく、「TOPPAN」とローマ字で表記する社名にしたことで、企業がグローバル市場へアプローチしていく意思を強くあらわしている。
凸版印刷といえば、日本印刷のシェア率トップ。大日本印刷とともに印刷2強。
TOPPANという名前にすることで、国際的なブランディングとして、広く認知される可能性がある。
新たな顧客獲得、ビジネス拡大を狙っているのは確か。
デジタル技術への適応と革新
印刷業界はデジタル技術が日々進化している。それも急速な変革で。
この社名変更は、凸版印刷がこれらの新しい技術をどんどん取り込み、適応し、イノベーションを図っている意向を示している。
デジタル印刷、AI、IoTなどのテクノロジーを積極的に取り入れ、印刷業務の効率向上、さらには、付加価値を提供していくことになる。
デジタルメディアとの融合
インターネットやデジタルメディアにより、情報発信の形態が多様化している。
印刷業界もデジタルメディアとの融合なくしては発展できない。
TOPPANが、今後どんな印刷物とデジタルメディアを組み合わせ、新しいサービスやプロダクトを生み出すのかが注目される。
そして、従来の印刷業務だけでなく、新たな事業分野への進出を示唆。
例えば、デジタルコンテンツ制作やクリエイティブサービス、データマネジメントなど、印刷以外の領域においても展開が期待される。
TOPPANの社名変更は、新たなフェーズの始まり。
これまで以上に市場の変化に柔軟に対応し、成長していく姿勢です。
印刷業界全体がテクノロジーと環境への変化に適応し、イノベーションを追求する中、では、当社はどうするのか。
ここに、大きなヒントがあります。