「知的資本論」増田宗昭著
Watanabe.Y
「知的資本論」増田宗昭著
世の中は何か常なる飛鳥川 昨日の淵ぞ今日は瀬になる
そんな歌が『古今集』の中にある。
そう、時代は変わり、社会は動く。
いつまでも有効なビジネスのスタンダードなどは、存在しない。
大切な資産だと思って貯め込んでいたものが、
いつの間にか経営を圧迫する負債になっていることもあれば、
トラックレースで集団を引き離して走っていたはずが、
気づけば逆に周回遅れと他者に見なされてしまうこともある。
特に現代は、時代の流れに対する感動が常に試されている。
そうした感度の欠如は教条主義(ドグマ)と先入観を生み出し、
それらが絡まれば組織のエンジンの回転数は落ちる。推進力が失われる。
この本、とてもおもしろいです。