デザイン制作が、AIの技術によって加速する!【株式会社渡辺孫六商店様】

Watanabe.Y
いつも当社のコラムをご覧いただきありがとうございます!
今回のコラムは、福島県本宮市にある資源リサイクルの老舗・渡辺孫六商店様の営業ツール制作についてです。
地元で長年活躍されている渡辺孫六商店様から新たな営業ツールを作成したいというご要望を受け、当社がリーフレットを制作させていただきました!
正確性とスピードを実現!コミュニケーションにAIの力を
今回のリーフレット制作の裏側では、最近当社が力を入れているAIの技術がフルに活用されています。
AIの進化が度々ニュースとして取り上げられる今、「どのように業務に取り入れるのが効果的なのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか?当社ではAIによる画像生成や情報収集、書類作成なども積極的に実践していますが、中でも特に大きな効果を感じるのが「デザインの打ち合わせにおける議事録」の機能です。
かつては営業担当がお客様とデザインの打ち合わせを行い、その内容を会社に戻ってから制作担当に伝えるというのが一連の流れでした。しかし残念ながらこの方法では、営業担当が制作に必要な情報をヒアリングできていなかったり、お客様のご要望を正しく汲み取れていなかったりといった問題が生じることもあります。
どれだけ正確さを追求しようとしても、どうしても主観が入ってしまうのが人間同士のコミュニケーション。それが必要な場面もありますが、ときに抽象的なイメージも交えて伝えなくてはならないデザインの打ち合わせにおいては、齟齬が生まれやすいのも事実です。
そこで当社では打ち合わせにAIの議事録ツールを導入。お客様のお話しされた内容を正確に記録し、その内容をAIが事実ベースでまとめ上げてくれます。制作担当は打ち合わせに同席しなくても、AIがまとめた議事録を確認すれば、まるでその場に居たかのようにお客様のニーズを汲み取ることができるのです。
さらにAIが議事録の内容に基づいてデザインの構成案からラフまでを生成。制作担当はAIが提示してきた案をプロとして取捨選択し、ブラッシュアップするという上流工程だけを担うことになります。これによって制作スピードが格段に向上し、お客様からの「すぐに納品してほしい」というご要望にも応えられるようになりました。
打ち合わせで話したとおりの内容で、さらに納品までのスピードも速いと、AI活用はお客様にも非常に喜んでいただいております!
価格競争を寄せつけない、確固たるブランドを築く
今回ご依頼をいただいた渡辺孫六商店様は、何と明治から100年以上ものあいだ地域社会に根ざして資源の回収とリサイクルに努めてこられたという老舗企業。しかし近年では福島県にも外国資本の資源回収事業者が多く進出してきたことで、価格で競り合わなくてはならない状況に追い込まれるという危機感を感じておられました。
その対策として制作したのが、今回の営業用リーフレット。そこで打ち出しているのは価格のお得感よりも、地域に根付いて事業に取り組んでいる信頼性や、何でも気軽に相談できる親しみやすさです。
特に以前の営業資料は少し堅いイメージで、渡辺孫六商店様も「敷居が高いと感じさせてしまっている」という課題感を持っておられたため、今度のリーフレットは全体的に柔らかで親近感を持っていただけそうなデザインにしています。
特に当社が工夫したのは、「資源をちゃんと日本の中で循環させたい」という渡辺孫六商店様のお志を伝えること。外国系の資源回収事業者を利用すると、貴重な資源が国外に流れてしまうことは避けられません。福島や日本の社会への貢献という視点を共有し、地元企業の方々と一緒に歩んでいきたいという渡辺孫六商店様のお気持ちもデザインに落とし込みました。
価格のお得感だけを目立たせたチラシを制作するのは簡単です。けれど当社は広告制作のプロとして、こうしたブランディングの効果が高いチラシをご提案していきたいと考えています。
地域社会全体をITの力で盛り上げる!AI活用もお気軽にご相談ください
今回の案件では、ブランディングのためのハイクオリティな広告制作においても、AI技術をうまく取り入れられることが実証されました。打ち合わせからAIツールを活用して制作したデザインですが、「依頼してから完成までがスピーディーで、すぐ営業活動に取り掛かることができた」と渡辺孫六商店様にも大変喜んでいただいております。
当社はこのように業務全般で積極的にAI活用を進めており、その取り組みは毎日新聞様でも紹介していただきました!
AIは日々進化しており、「AIで今何ができるのか」「どのAIツールがどんな業務に適しているのか」を知るためには、ひたすら手を動かして実際に使ってみる以外にありません。そうして得られたAI活用のノウハウを、当社ではできる限り地元企業の皆さまと共有させていただきたいと思っております。
「ふくしまデジタル推進協議会」のメンバーでもある当社は、福島県全体のAIスキルを底上げし、地域社会を活性化させることを目標としています。営業ツールや広告の制作をお考えの企業様はもちろん、AI活用にご興味をお持ちの方もお気軽にお声がけください。ぜひ一緒にITの力で地方からビジネスを盛り上げていきましょう!
<Copywriter・Yoshino>