多様なツール展開でこそ、お客様の満足度を追求【カトリック野田町教会様】

Matsuzaki.Y
いつも当社のコラムをご覧いただきありがとうございます!
今回のコラムは、福島市のカトリック野田町教会様の聖年記念ツールの制作についてです。
教会のお世話役の方が、以前に別の案件で福島カラー印刷の仕事を覚えていてくださったとのこと。一生懸命な仕事ぶりだと良い印象を持っていただいたようで、ある日教会からお電話があって、弊社がツール制作を任せていただけることになりました。
素材選びにこそ、プロとしての提案を
カトリック教会では25年ごとに聖年という特別な1年が巡ってくることになっており、今年2025年にはカトリック野田町教会様が仙台地区の中で聖年イベントを担当されることになりました。担当の教会には遠方からも多くの人が集まるため、聖年の厳かな雰囲気を盛り上げるツールを希望されていました。
今回作成させていただいたのが、しおりとタペストリー、そして入口の看板です。デザインはお客様から素案をいただいており、当社デザイナーが仕上げて完成させました。次にそれを各ツールに展開していくのですが、しおりやタペストリーといったツールで難しいのが、素材の選び方です。
一般的にしおりなどの制作においては、耐久性を求めるのであればプラスチック素材をイメージされることが多いと思います。ただしプラスチックを使用すると、普通の紙より数倍のコストがかかってしまうのです。せっかくの記念品だから長持ちする素材が良いと希望されていたお客様ですが、しおり制作だけで多額の予算を使うのは難しいという状況でした。
こうした場合、紙かプラスチックかの2択だけで、お客様のご予算に合わせて決めていただくこともできますが、当社は印刷のプロだからこそお客様のご要望に寄り添った提案をしたいと思っています。
今回も、ご予算を抑えつつ、教会にいらっしゃった方々に長く使ってもらえるような素材はないのか色々探していたところ、まるで強いビニールのような耐水合成紙を見つけました。少し力を込めてちぎろうとしても簡単には破れない、それでいてプラスチックよりずっとコストを抑えて制作できます。お客様からも非常に喜んでいただくことができて、印刷のプロとしてのご提案がお役に立てたことを嬉しく思いました!
小物の使い方にも気を配って、空間を演出する
当社が最近特に心がけているのが、納品後のアフターケアの部分です。その背景には制作物の品質だけでなく、総合的な「お客様満足度」を高めたい、お客様の体験の質を高めたいという思いがあります。
特にしおりやタペストリーといったツールの場合、ただデザインを反映させた物を作ればいいわけではありません。それらが使われる環境やシチュエーションを考慮して、素材の特性や設置の方法にまで気を配ることで、最大限の効果が出せるのです。
今回のカトリック野田町教会様がご依頼くださった背景を考えると、25年に一度という特別な聖年にふさわしいグッズを揃えることがお客様の望まれていること。教会の厳かな雰囲気を高めるような高級感や調和が求められます。
そこで両面印刷のタペストリーは、教会の光を受けても裏映りしない遮光スウェードを使用。さりげない光沢があり、カトリック教会らしい華やかな印象も与えます。
またタペストリーは単体で使用するものではなく、バーで挟んで吊るすものですから、そうした周辺の小物使いも大切です。今回はデザインの色に合わせて、黒いシックなバーとゴールドの金具でまとめました。細かなところまで配色に気を遣うことで、教会という神聖な空間に調和するのです。
タペストリーの設置作業を終えたとき、聖年の準備のために教会に来ていた方々にも「すごく綺麗ですね!」と喜んでいただくことができました。
「作って終わり」ではない、お客様の最終的な満足度を追求するサービス
本来であれば、印刷会社の役割は制作したツールをお客様に納品したところで終了です。ですが、今回はタペストリーを教会に設置したときの見映えにもこだわるために、現場での設置作業も当社が担当させていただきました。教会の天井の傾斜に合わせてタペストリーを吊るす紐の長さも調整を繰り返し、やっと納得のいく仕上がりになりました。
また教会の入口も、本来はタペストリーを1枚設置する予定でしたが、風の影響などを考えて当社からアルミ複合版の看板を提案させていただきました。
当社の役割は印刷物や販促ツールを作ることではなく、それを使ってお客様のお役に立ち、喜んでいただくこと。ときに一歩踏み込んでご提案したり、ツールを設置するところまで責任を持って行ったりするのは、お客様満足度という結果にこだわっているからです。
パンフレットや看板、のぼり旗、ノベルティグッズなどをお考えの企業様には、用途に合った素材選びや最適なツールまで当社がご提案させていただきます。長年のノウハウから、ご予算や制作期間など柔軟に対応させていただきますので、各種ツールがご入用の企業様はぜひ一度当社にご相談ください!
<Copywriter・Yoshino>