【地元企業様の活躍を紹介】老舗酒店様の新たなる挑戦!
Watanabe.Y
今回のコラムは、福島で活躍されている地元企業様のご紹介です!
明治39年創業、実に100年以上の歴史を誇る老舗企業・森株式会社様。長年お酒の卸売業を営んでこられましたが、近年は酒類の取り扱い店舗拡大や流通の変化などによって、卸売だけでは業績を伸ばすことが難しい時代になりました。
しかし、長年さまざまな課題を乗り越えて歴史を刻んでこられた企業様には、時代の変化に対応する柔軟さがあります。森株式会社様も今の時代の消費者ニーズに応えるべく、ECサイトという新たな事業をスタートされたのです。
卸売から直営店OPENへ、そしてECサイトという新たな試み
森株式会社様は、JR駅内で「地酒の森」という実店舗も経営されています。こちらも卸売業から事業の幅を広げるべく始められたもの。地元の蔵元とのつながりという強みを活かし、魅力的な地酒を豊富に取り揃えることで、観光や帰省で駅を利用する人たち向けのお土産店として成功しました。
しかし、遠方に住む人たちのお土産としてお酒を売る中で、1つの課題も見えてきました。それはお酒を購入してもらい、家で飲んで「美味しい!」と思ってもらえたとしても、次の購入のタイミングは、その人が福島を再訪するときまで待たなくてはいけないということ。また、お酒は重くて持ち運びの負担があるため、一度に何本も購入する人は多くありません。
せっかく自慢の地酒の味を知ってもらうことができたのだから、「もっと福島のお酒を飲みたい!」と思ったタイミングで、思う存分好きな数だけ購入してもらえるようにしたい。その課題を解決する方法の1つが、ECサイトを通じたインターネット販売なのです。
そうした経緯から、森株式会社様のECサイトはインターネット上にある「地酒の森」、仮想店舗のような位置づけでスタートしました。駅の中にある店舗で購入してくれた人が、リピートしたいと思ったときに、自宅にいながら気軽に注文ができるように。
そうした目的に合わせて、ECサイトのデザインも、使い勝手を重視したシンプルで上品なものとなっています。
ECサイトを成功させるために知っておきたい、2つのこと
森株式会社様だけでなく、現在は多くの企業がECサイトを開設し、新たな販売チャネル獲得に乗り出しています。当社もECサイト制作のご依頼をいただくことが多く、その経験から、ECサイトを成功させるためにお伝えしたいことが2つあります。
まず1つめが、サイトの目的をできるだけ明確にしておくこと。森株式会社様のケースでいうと、ECサイト開設には「地酒の販売を強化したい」という目的がありました。
お土産のニーズが高い実店舗では、価格も手頃でかさばらない食品類がよく売れるという傾向にあり、森株式会社様は常々「もっと福島のお酒の美味しさを知ってもらいたい」と考えておられたのです。そこでECサイトを制作するにあたっては、まず地酒を全面に出して、その次に食品などの物産品、その他のお酒という順で商品をアピールされています。
目的が明確でなければ、情報の整理がつきません。ユーザーが一目見たときに何がおススメなのかが分からず、購買意欲を十分にかき立てられない可能性があるのです。
そして2つめが、ECサイトは存在を認知してもらうための取り組みが必須であるということ。今やあらゆる業種の企業が多種多様なECサイトを開設しており、ただ作っただけでは広大なインターネットの世界で埋もれてしまうことはまず間違いありません。
ECサイト制作は、それを認知してもらうためのマーケティング施策とワンセットであると考えてよいでしょう。
ECサイトで福島の地酒のファンづくりを!!
森株式会社様は、人の出入りが多い駅の中に実店舗を持っているという強みを活かし、店内にECサイトを宣伝するチラシや、QRコードの載ったポップを置かれています。
さらに季節のお酒や品評会で賞を受けたお酒などは、個別にLP(ランディングページ)を制作して、Web広告で広く宣伝するといった手法も取っておられるのです。今後はECサイト内のコンテンツを充実させることで、お酒の商品名などでインターネット検索をした際に結果画面の上位にサイトが表示される、SEO対策にも力を注がれるとのこと。
このように、ユーザーが集まるサイトに育成するまでは様々な取り組みが必要ですが、サイトに入ったユーザーをうまく誘導することで、サイト内のあらゆる商品を購入してもらうチャンスが生まれます。
当社ではECサイト自体の制作はもちろん、チラシやポップなどの紙媒体の制作、LPの制作、Web広告のご提案などによって、ユーザーの認知度アップのための施策もサポートさせていただいております。新たな事業展開のため、ECサイト開設をお考えの企業様は、ぜひ一度当社にご相談ください!
<Copywriter・Yoshino>