コラムColumn

「人気コンテンツを育てる」というマーケティング戦略

Kimura.T

いつも当社のコラムをご覧いただきありがとうございます!

今回のコラムは、福島県で愛される音楽イベント「うたふく」から生まれた、YouTube企画「アカペラ温泉」の番組制作についてです。

当社の関連会社でもある、株式会社ケンオリ様が主催する「うたふく」。震災復興の取り組みの1つとして始められ、今では県内で広く認知されるイベントになっています。

今回、この「うたふく」から派生して、県外にまで広まるような人気コンテンツを新しく作ろう!という声が上がり、当社が動画の撮影・編集を担当させていただくことになりました。

純粋なエンターテイメントとしての動画の意義

当社が普段手がけることが多いのは、企業様のプロモーション動画など、“クライアントの目的に沿った動画コンテンツ”です。

しかし今回の「アカペラ温泉」が目指すのは、純粋なエンターテイメントとしてのコンテンツ。動画を観た人に「面白い!」と思ってもらい、話題のYouTube企画として、コンテンツ自体の人気を高めることを目的としています。

通常のプロモーション動画であれば、動画を制作した後に、試行錯誤しながら動画に人を集めるという手順になります。ですが、今回のプロジェクトの狙いはその逆。まず人が集まる人気のコンテンツを1つ持っておき、それに絡めて様々な企業様の課題解決をご提案していくという方法です。

地方発信のものでも人気コンテンツの力は絶大で、イベントへの集客、地域活性化、スポンサー企業の認知度UPと、あらゆる効果が見込めます。何よりも、YouTube企画であれば人気が県外にまで広がるケースもあり、地元企業の名前を全国へPRするチャンスも生まれるのです。

当社としても、ゼロから人気コンテンツを育てるというのは新しい試みでしたが、これまでにないスケールのプロジェクトになる可能性にワクワクしています!

「温泉」をコンセプトに盛り込んで、地域の魅力をアピール
今回の「アカペラ温泉」は、福島県の魅力を発信する狙いもあったため、県内の有名温泉地を舞台にしました。「アカペラ」のフレンドリーな雰囲気と、「温泉」が持つのんびり感を掛け合わせて、番組全体のイメージを形作っています。

出演してくださるゲスト7人は、全員が福島県に縁のある方々。インフルエンサーやメジャーなアーティストにも参加してもらい、トークで楽しく盛り上げてもらうことができました。

ただし、現場のセッティング、撮影、番組としての演出を含めた編集作業など、実務面をすべて担う当社のチームは楽しんでばかりもいられず…。関係者の方々の要望を汲み取りつつ、決められた日数と予算で完成させるための着地点を模索する日々。

こうしたエンターテイメント要素の強いコンテンツは、当初の企画では「あれもやりたい、これもやりたい」と大きく夢を広げ、その後の作業でじっくり内容を絞り込んでいくことになります。当社の担当ディレクターも動画制作のプロとして、コンテンツの魅力を最大限にするために何を残すべきか、厳しく取捨選択していきました。

最近では、行政の広報に関するプロポーザルの受注も増えてきた当社。個々の企業様だけでなく、福島という地域全体のプロモーションを手がけてきたノウハウを活かし、また1つ事業の幅を広げることができたという実感があります。

人気コンテンツでムーブメントを起こす!

今回の「アカペラ温泉」は、当社としても1つのテストケース。若い世代にも親しみのある「うたふく」という土壌があったからこそ、公開時から動画再生数4,000~5,000回、登録者数200人以上と、とても良いスタートを切ることができました。しかし、この番組を本当の人気コンテンツへ育てていく取り組みは、まだまだこれからです。

Webマーケティングの手順どおりにデータを解析し、動画の長さや演出の仕方について、今後も改善を加えていかなくてはなりません。また、視聴者に飽きられないよう、新しい企画を考える必要もあります。

まずは番組を続けてファンを増やすこと、地域で共有できるコンテンツとして育てることに注力していきます。そして、ゆくゆくはスポンサー企業様の宣伝などに幅広く活用していただき、地域に還元していきたいというのが当社の想いです。

人気コンテンツによってムーブメントを起こすことも、強力なマーケティング手法の1つです。エンターテイメント性の高いコンテンツを使って認知度UPを図りたいという企業の方も、ぜひ一度当社にご相談ください!

<Copywriter・Yoshino>

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