小さな器、大きな器。自分を変えてくれるのは周りと関係性
Watanabe.Y
器の話
学校も会社もそうですが、同じ環境・エリア・カテゴリーの中にずっといると
同じ価値観の中でしか物事を考えられなくなります。
ネットも自分と思想や嗜好が同じ人とのつながりが強くなる傾向があり
興味のないことへ多面的にはひろがりづらいものです。
しかし、興味がないこと、苦手なことにこそ
もしかしたら自分を変えることのできる要素が詰まっているのかもしれません。
ある講演で「器の話」を伺いました。
同じ大きさの石があって
水の入った小さな器に、その石を投げ入れると、わーっと水が溢れる。
中くらの器だと、水は溢れないけど、波がざわざわと立つ。
大きな大きな器だと、ちゃぽんと、さざなみが立ったくらいでおさまる。
人も同じで、人としての器が大きければ大きいほど動じなくなるということなのです。
器を広げるには、いろんな思考、思いのある人との接点をもち
さまざまな価値観を知ること。
好きも嫌いもなく、物事をありのままに受け止め
謙虚に素直な心で人づきあいをしていると自分にも変化が生まれていきます。
自分を変えてくれるのは周りとの関係性
人は常に関係性のなかでしか自分の居場所はつくれません。
自分が置かれた場所で、自分がなにをすべきなのか、なにを求められているのか、
自分ができることはなにか、それが関係者にどういう影響をもてるのか。
あまり肩に力をいれすぎずに、自然体で臨んでいけばいいとも思っています。
そんな心持ちでいれば、必ず助けてくれる人には恵まれていきます。
人は一人では一人分のことしかできなくて
複数になることで、2倍以上、さらにはすごい化学反応が起きる可能性があります。
また、つながった人との別のつながりで、どんどんふくらむ可能性もあるのが
おもしろいところです。