その影のなかに、なにを視るか。
Watanabe.Y
仕事で写真を撮る機会があります。
自分にはまったく技術がないので、ごくふつーの写真しか撮れませんが
写真を撮るときの気持ちとしては、どんなものでも愛情をもって「撮影したい」
と思っています。
対象物に潜んでいるもの、影と言ってもいいかもしれませんが、
それをふくんで、切り取りたい、と。
とても尊敬している女性にすすめられて読んだ本
「星野道夫と見た風景」(星野道夫・星野直子著 新潮社)は、
共感できる内容が多く、おもしろく読みました。
以下、少しだけ引用させていただきます。
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自然写真を撮るために、もっとも必要なものがなにかと聞かれれば
「対象に対する深い興味」だと思う。
その対象に対するマインドの部分での関わりである。
言いかえれば、どんどん好きになっていくプロセスだと。
その土地を旅し、人々に出会い、その土地に関するさまざまな本を読み
どんどん惹かれていくプロセス。
写真の技術と直接関係ないかもしれないが、このプロセスがひとつの対象に対し
グローバルな視点を与えていくことになる。
何を視るか、切り取るか、というチカラである。
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写真に限らないことだと思います。
ひととの関わりや仕事の仕方にも通じるものがあります。
マインドの部分での関わり。。
どんどん惹かれていくプロセス。。
何を視るか、切り取るか、というチカラ。。