クロスメディア研究会からトリプルメディア(POEM)の考え方
Watanabe.Y
今年度から参加しているクロスメディア研究会(日本印刷技術協会運営)の4月~6月テーマはネットマーケティングです。
研究会での初期的な話しを2、3紹介します。(資料より抜粋)
メディアミックスとクロスメディアの違い
メディアミックス =(メディア)+(メディア)=補完効果
・到達効率(リーチとフリクエンシー)による効率的コスト配分(CPM)
・消費者にどれだけ影響したかではなく、消費者にどれだけ届けられたか
クロスメディア =(メディア)×(メディア)=相乗効果
・消費者をとりまくあらゆる環境を、コミュニケーション・チャンネルと考える
・消費者の気持ちの変化や実際の行動を促すためのシナリオ作り
上記の考え方がある中で、今、メディア機能に注目した「トリプルメディア」という考え方がでてきました。
それが、「POEM」Paid, Owned, and Earned Media
Paid Media / 費用を払って広告を掲載する(マス広告、ホータル、検索)=広告的機能
Owned Media / 自分で所有しコントロールする(企業サイト、キャンペーンサイト)=販促的機能
Earned Media / 消費者の信用や評判を得る(ソーシャルメディア)=広報的機能
トリプルメディアの特性としては
Paid Media /・広いリーチ、潜在顧客へのターゲティング ・ある程度の即効性、効果の把握も用意
Owned Media /・継続的なブランドコントロール ・顧客との長期的な関係づくりの有効
Earned Media /・消費者との対話が可能 ・評判という資産を生み出す
このトリプルメディアに大きく影響してくるのが、ウェブなのです。
研究会での内容は、随時このブログでも紹介していきます。
クロスメディア、考えていきましょう!