ネット販売って、ネットだけの展開ではお客さまは増えない!?
Watanabe.Y
先日JAGATのプリンティング・マーケティング研究会で
通販市場における媒体・カタログの最新動向を勉強してきました。
通販各社の媒体戦略と印刷物の可能性を探るという内容で
たいへん興味深いものでした。
インターネットの登場によって、だれもが簡単にものを流通させることが
できるようになりました。
ネット上で商品紹介し、注文を受ける仕組みをつくることが簡単でできるようになったのです。
はい、これは事実です。
しかし、これでモノが売れるか、お客様がつくか、は、別の次元の話。
研究会でも言っていましたが
自社のWebページをつかっている、楽天やYahoo!などのショッピングモールも参加している・・・
でも、もうからない。。
そんな実感をもつ事業主さんが多いのが現状です。
大手の通販会社でも、ネットだけでの展開をしているところは極小。
PCインターネット、DM、カタログ、チラシ、携帯電話、新聞、テレビのうち
1社あたり平均4〜5媒体を利用している状況です。
その内カタログからの売上が高く、かつネットに比べて商品単価や顧客単価が高い、ロイヤリティが高いといった特徴もあります。
ただし、いままでのカタログ展開と大きく異なってきているのは
狭い層の顧客に、機会をしぼったアプローチ、きめ細やかな打ち出しが
消費行動を促すようになってきているということ。
カタログといった印刷物はお金がかかるイメージが強いかもしれません。
しかし、フリーペーパーなどを上手に使う、他業種とうまく連携をとる、
そしてリアルな店舗の力を、お客さまに示すことがポイントになります。
紙媒体を使うことは、休眠顧客の掘り起こしになりますし
紙媒体から誘導されたお客さまはリピート率がいいというデータもあります。
「ネットだけの販売では、お客が増えない」と気づいている店舗さま。
フリーペーパーやDMを検討されてみてはいかがでしょうか。
by
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