小児科専門医を訪ねて -郡山市 安積 / 小児科 急性胃腸炎-
Watanabe.Y
冬の急性胃腸炎について
担当医 二宮 規郎
冬期間におきる比較的重い胃腸炎は、ロタウイルス胃腸炎と小型球形ウイルス胃腸炎の2つがあります。
①ロタウイルス胃腸炎
本症はロタウイルスによる急性胃腸炎で、乳幼児が発病することが多く、高
熱、嘔吐、下痢を主症状とします。ロタウイルスは腸管内で増殖し、
この病気は白色の便が特徴で、約半数の患児で見られます。
そのため白色便性下痢症、小児仮性コレラ、
嘔吐下痢症とも呼ばれています。
本症は比較的症状が重く、嘔吐、下痢により、
脱水症状をおこすことが多く、家庭内での水分補給が大切です。
嘔吐が続く時や、脱水症状が強い時は点滴や入院の治療も必要となります。
症状は5~7日間で改善します。
②小型球型ウイルスによる急性胃腸炎
このウイルスはノロウイルスとも呼ばれており、
人に感染して嘔吐や下痢をおこし、食中毒原因の1つでもあります。
生カキなど加熱していない貝類の摂食によって発病します。
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