人の力を信じて世界へ
Watanabe.Y
人の力を信じて世界へ
井上礼之(ダイキン工業代表取締役)著
読みました。
こんなことが書いてありました。
どんなに前向きな人でもちょっとしたことで前向きになれなくなってしまいます。
人は弱いものであり、どんなに強がっていても弱い部分があります。
それは、人は一人では生きられない生き物だからです。
だからこそ、どこかに帰属していないと不安で仕方がありません。
誰からも指摘されなければ、ついつい怠け心が出てしまいます。
気を張っていないとイージーな方向に流されがちです。
人と関るのがおっくうで面倒くさくなります。
自分は別に今のままでいいやと思ってしまいます。
それらを放っておいたら、せっかく持って生まれた無限の可能性が花開かず終わってしまう。
それなら易きに流されないように自分を厳しく律する方法を身につける、
自分がどんなときに弱くなるのかを知って信頼できる仲間からチェックしてもらう、
それでも落ち込んだり、ルーズになってしまったときに、
どうやったら自分を立て直せるかをきっちり知っておいて
いち早く手を打つのです。
人は一人ひとり皆違います。
一人の人のなかにも「喜びと悲しみ」「ぬくもりと冷淡さ」「孤独と人への愛情」
「うらみと不満と感謝」「信じる心と不信感」「人から好かれたい気持ちとかまってほしくない気持ち」など相反する気持ちが同時に存在していることを知ったうえで人に接するという寛容さも大切です。
絶えず矛盾した気持ちを抱え、決して単純でないからこそ人って面白い、
人って素晴らしいと思えたら、人間関係がもっと楽になります。
人との関わりを避けて通らず、人との関わりを自ら求めて自分を磨こうとする人、
人の役に立ちたいと思える人、人の喜びを自分の喜びにできる人、
難しいことですが、そんな人が一人でも多い会社にしたいと思っています。
とても同感です!