起業のワナ
Watanabe.Y
わたしがやっているNPOは、今年郡山市創業支援事業者になりました。創業に関わる事業をするからこそわかる「起業」の難しさをしひしと感じています。
「脱サラ社長がはまる7つの落とし穴 起業のワナ」渡辺仁著
より
成功するには、絶えまざる努力と創造力(想像力)と猜疑心が必要だが、一瞬の慢心が失敗の引き金をひいてしまう。ちょっとした「気の緩み」、勝手な「思い込み」、もっともっとの「底無しの欲望」。これらが破滅のもとになっている。そして人間は哀しいことにこの「慢心」や「甘え」や「奢り」や「他人依存」がなにより大好きなのである。
この本、なかなか厳しいことが書いてありますが、一つひとつがもっともなこと。
・会社を登記したその日から「無免許社長」が誕生
・現代はモノマネ商法が多いシロウト起業家「大失敗の時代」
・会社ではやりたいことができない、この妙な奢りがアダになる
・「生き甲斐」「やり甲斐」「自己実現」で起業するカン違い社長
創業して3年もつ企業は、半分だといいます。さらに5年後に残るのは、またその半分。
それだけ難しいということです。
創業支援とは、ときにしっかりブレーキをかける役割もすることだと思うこの頃です。