私たちは守られている
Watanabe.Y
著書より
「空」を
「からっぽ」ではなく
「そら」だと考えてみる。
常に頭上にある「そら」の存在を
否定する人はおらず
その誕生や死を正確に語れる人はおらず
その変化をコントロールできる人はいない。
人々の生活を包むように
ただそこにあって
常に姿を変え続けているが
一瞬たりとも「そら」でなかった時はなく
必ず「そら」である。
「空」とは
私たちを包みこむものであり
常に姿を変えていくものであり
自然に受け入れているものであり
絶対的な何かである
と考えてみる。
私たちはそんな何かを受け入れ
いつも守られている。
般若心経エッセイ 加藤朝胤 監修
たまには、こういう本もいいです。